月別アーカイブ: 2014年7月

ただの腰痛ではない!?

先日テレビ番組で、本物の医者が研修医に、臨床の問題を出して診断してもらうという番組が放映されていました。

内容は、救急で来院した患者が頸部や頭の痛みと腰の強い痛みを訴えて来院した。患者は酔い潰れた会社の後輩を担ごうとして腰を痛めたと言うが、簡単に考えるとぎっくり腰なのかな(?_?)と思うのですが、実は腰よりも前に頭痛も発生していたようで、研修医の方々が様々な病気の例を挙げて、最終的にたどり着いた答えがくも膜下出血でした(>_<)くも膜下出血でも、血液が髄空をつたって腰に行き炎症を起こすと、腰に強い痛みを感じるようです(゜〇゜;)

肩や腰の痛みが内臓や循環器系からくることがあるのは、知らない人も多いと思います(^_^;)いつもと痛みが違ったり、今までに感じた事の無いような強い痛みは要注意ですφ(..)その時は迷わず病院での診察を受けるようにしましょう(^_^)

関節の痛み

よくお年寄りの方が膝などの痛みを訴えておられますが、その原因としては肥満が多いのですが、その他にも運動不足があります(^_^)

なぜ運動不足がいけないのか、痛かったら動いてはいけないと勘違いされている方も多いのですが、その理由は動かないと関節の軟骨に栄養が回らないからです。ただ動かせば良いのかというとそうではなくて、特に膝の関節は体重が載って適度に圧迫されないと血液が回りません。なので、膝の痛みがあるのでじっと動かずに座ってた、または痛いから寝ていたと言うのは、関節の状態を更に悪化させてしまうので気を付けないといけません。しかし、歩きすぎも良くないので、散歩をするなら5000歩から6000歩くらいに押さえた方が良いでしょう。

膝の痛みがある人は、減量やO脚の改善も必要ですので、気になるかたは当院でご相談ください(*^^*)

熱中症の季節

今日は晴れるのは良いのだけど、蒸し暑いですね(^_^;)これから毎日同じ事を言う日々が続くのでしょうけど、気を付けたいのは熱中症ですね(^_^)以前にも何回か投稿しましたが、今回は熱中症のなかでも命にかかわる熱射病の話。

熱中症は熱失神、熱痙攣、熱疲労、熱射病に分類されます。中でも熱射病は他の3つとは異なり危険な状態になる可能性があります。

熱射病の病状の進行は4段階で見ると、まず前駆期は全身が熱く、顔面紅潮、顔に多量の汗、呼吸が早い。初期は周囲に無関心、唇の乾燥、息が荒い、めまいを訴える。極期は呼吸、脈拍が速く、意識喪失、筋肉の痙攣が起きる。末期は体温が41度以上、瞳孔散大、呼吸の停止、となります。

熱射病の疑いがある場合は、風通しの良い場所になるべく薄着にさせて頭を少し高くして寝かせます。嘔吐物が喉につまらないように顔は横に向けておきます。頭、体に水をかけ、首、脇、足の付け根など動脈が触れる場所を氷で冷します。もし、呼吸が止まったら、ただちに人工呼吸を行います。発病現場での救急処置を原則とし、動かすことはむしろ危険なようです。これらの処置をしている間に救急車を呼びましょう。

上記のような熱射病にならないように、水分補給や休憩をしっかりととり、予防を心がけて事故を防ぎましょう(^_^)